インタビュー

良くあるタイプというか、男装の麗人という形ではあるんですが、今回のアシュレイちゃんは、目的をしっかり持っているというのが良く出ているなと。男の人しか入れないところではあるものの、それでも自分にも出来ることがあるはずだというしっかりした、芯の強さをもった一本気のある方だったので、やっててもブレないという感じがすごくあったなと思いました。他の男性陣の方々と本当に戦友というか、そういうのが見えて「女だからこうしてよ」というのもないし、「男だからこうしなさいよ」というのもないっていうのがさっぱりしてて、気持ちの良いキャラクターだったなと思います。

どのキャラクターでもそうなんですけど、違う人だから面白いっていうのがありますので、共通点っていったら、もう声ですよねっていう(笑)
演じる際は、やはり女性というのは意識させていただきました。男性が多い中での女性ってことなので、あえてそこはしっかり意識してあげる方が、魅力的であったりとか、緩急もでるかなとか、作品の中でもバランスが取れるかなっていうのがあったので。そのへんはしっかり意識させて頂いたんで、普通よりはちょっとお姉さんぽさは意識しました。

クライド。昔から知っているっていうのもあって、割とこの子のルートじゃなかった場合に、それこそいつの間にかカップルになって、いつの間にか結婚してそうなタイプだなって思いましたね。憎まれ口きいたり、なんかやってるんだけど、いつの間にか「あれ？こいつらくっついてる！？」ってなりそうなキャラだなと。だからこの人のからみは見たいと思いましたね。マティアスとはもう親友みたくなってるから、何でもバッチリ合うっていうか、趣味とかも合いそうでめっちゃ気が合うんだけど、結婚はないわー！っていうタイプだなって。
クライドとは何だかんだ、喧々しながらも「取り敢えず、一緒になる？」っていうようになるタイプだなって気がするんですけど。マティアスは、ずっといつまでもたっても親友でいる。何かあったら、お互いのために命を投げ出せるような、カッコイイ関係だと思います。この二人とずっとやっていけたら面白いのかなって思いました。先生を尊敬してるし、昔からこの二人をやたら可愛がってる気がすごいしました。弟っぽく可愛がってるなって。

「騎士団」とか(笑)本当に何回もやり直して申し訳ないというくらい、良く咬むという(笑)
あとは先ほども言った通りあまり男性っぽさを意識しすぎると、「何こいつ男でいようとしてんだよ」ってなっちゃうのも彼女じゃないと思うので。すでに顔とか、居住いがカッコイイから、逆に添わせちゃうよりは……と思いました。女性でしゃべりも女性なのに、「何でカッコイイんだろう？」っていう方が面白いのかなと思って、そのへんは考慮というか自然にそうさせてもらった感じです。

ルートに必ずハッピーエンドとバッドエンドがある昨今の乙女ゲームと違って、主人公が死ぬとか相手が死ぬとかそいういうのでちゃんと終わる、その先はないっていうところ。そう思わせておいて実は違うよっていうのではなく、しっかりそこまで描ききってるっていうのが、シーンというかお話として面白いなと思いました。さらに全員がいい関係を保ってるじゃないですか。全員がお互いを尊敬し合っていて、互を高め合ったりしてっていうのの組み合わせとかも面白いと思いました。
試験で組む人が変わったりとか、ルートごとにまったく違うことができるっていう、共通ルートが逆に少ないっていうのは珍しいというか、新しいところに挑戦してらっしゃるなと思ったので(笑)全体的に印象深いというか「おお！」って皆が思うんじゃないかなと。

魔法ね～。これは本当に悩みどころですよね(笑)
この年になってしまうと、一生健康になる魔法とか(笑)病気やケガをしない魔法がかけられたら幸せだろうなと。常にヒーリング的な魔法、白魔法的なものを常にかけていられるようなものがあったら、元気に過ごしていけて最高だろうなと思います。

また新しいタイプのゲームが出来たのではないかと思うくらい、とても魅力的なお話が満載の「Vinculum Hearts(ウィンクルム ハーツ) ～アイリス魔法学園～」。
どのキャラクターもプレイしていただけると、色んな結末だったり、それぞれのストーリーがあって必ず楽しめると思いますので、ぜひとも全員分プレイしていただいて、一言も洩らさず、一つのエピソードも取り逃さないように攻略していって頂きたいと思います。